今年を振り返ってみました

2022年もあと3週間ほどで終わります。
毎年毎年、ふと気づくと「あの出来事からもう〇年経った」と、驚くことばかりです。

さて、今年はどんな1年だったでしょうか。
振り返ってみたいと思います。

悲しかったできごととしては、1月に娘の愛犬(以前は私も一緒に暮らしていた)と、突然お別れをしたこと。
これは今でも時々思い出しては涙が出てきます。

お散歩をしているシーズー犬を見かけると、お空に行ってしまった娘の愛犬に会いたい、という衝動にかられます。

そして、たいへんだったことの一つは、近くに住む78歳の叔母(母の妹)の認知症が進み、頻繁に訪問して面倒を見なければならなくなったこと。
お金の管理、食事や薬の管理はもちろん、家事も殆どできなくなってしまった叔母は、身体だけはとても元気なので、デイサービスに行かない日は頻繁に買い物にでかけ、不要なものを大量に買い込んでしまうのでした。

食事をしたことを忘れてしまう(食事をしてないことも忘れてしまう)ので、体重が急激に増えたり減ったり、そんなことを繰り返していました。
そんなこんなで心配なことが増えたため、もはや一人暮らしは限界があるという判断で、認知症の人たちが暮らす「グループホーム」への入居を決めました。
入居当日まで、叔母には何度もホームへの入居のことを話したのですがすぐに忘れてしまいます。
それでも特に抵抗することもなく、無事に入居を済ませました。

入居後は、一人暮らしをしていた部屋を解約するため、すべての荷物(家財道具一式)を処分しなければなりませんでした。
しかし、なんでも捨ててしまえばよいかと言えばそうではなく、何から何までチェックして、処分するのかしないのか、処分の方法などをひとつひとつ判断しながら処理を進めなければなりません。

これが殊の外たいへんで、友人の手助けがあってもすべて終わるまで一か月以上かかりました。
このことから、私自身も今後、自分の荷物を増やさないようにしながら、身辺整理を心がけていかなくては、と改めて思いました。

さて、カウンセリングルームのご利用者様もコロナ前に戻りつつありました。
そして、驚いたことに今年は、何年か前にご相談にいらした方の再訪が多かったのです。
これはカウンセラーとしてはとても嬉しいことでした。過去のご相談者様のことは、ふと気になったりすることも時々ありますので、またお顔を見てお話できるということは、私自身もその方から力をいただくことにもなります。

人の悩みというものは、誰一人同じということはありません。
一見同じような悩みと思われても、背景も違えばその人その人で感じ方も違いますし、お話の発展の仕方も方向も違います。
また、問題が次から次へと起こることもよくあります。

ですが、ご相談者様はつらいながらも問題に向き合い、私との話の中からご自身で「キーポイント」を見つけ、的を絞っていかれるのです。
中にはご自分で積極的にワークに取り組み、ご自身の内からの声に耳を傾け、解決の糸口を見出した方もいらっしゃいます。

私自身もとても学ぶことの多い、貴重な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。

今現在、何かしらすっきりしない思いを抱えている方がいらっしゃるのであれば、そのもやもやを持ち越さずに新しい年を清々しく迎えられますように、心より願っております。


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