ジャネの法則 -時間の経過の速度の感じ方-
今年の夏は暑さが厳しくて本当にたいへんでした。
ペットのいる我が家はエアコン24時間フル稼働です。
電気代が・・・などと言ってはいられません。
この夏は、日本はいつから「亜熱帯」になったのか?と思わせるような気候でしたね。
このまま「常夏の国、日本」となるのではないかと思うほどでしたが、急に秋がやってきました。
例年通り、夏が終わり次の季節が巡ってきた、というわけです。
秋が来ると、そろそろ「年末」を意識するようになります。
年末が来るということは、新年もやってくるということです。
年々、1年という時間の過ぎるのがとても速く感じるようになりました。

それを具体的に説明したのが、今から150年ほど前に生きたフランスの哲学者 ポール・アレクサンドル・ルネ・ジャネ です。
生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する
(主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される)
というものです。
簡単に言うと、子供の頃は1日や1年がとても長く感じるけれど、大人になると短く感じ、年を取ればとるほど更に短く感じるようになる、ということですね。
「反比例する」というのはいささか極端な気もしますが、言いたいことはわかります。
私の周囲でも、「ある年齢を過ぎると坂を転がり落ちるように時間が過ぎていく」と表現する人が少なくありません。
そう考えますと、この先さらに加速していくであろう「時間の経過の速度」を考えると、やるべきことを先延ばしにしてはいられない、と少々焦りも感じます。
その一方で、あくせくと余裕なく過ごすより、のんびりと今を楽しみながら過ごす方が精神的に楽なのではないか、ということも。
でもそれはどちらが良い・悪い、ということではなく、その人の性分に合っているかどうか、ということでもあると思います。
自分に与えられた時間をどのように過ごすか。
それは、自分に残された時間の過ごし方を考えるということでもあります。
私は自分のスマホに「寿命時計」というアプリを入れています。
毎日は起動させませんが、たまに開いてみると「寿命は〇〇年〇〇日〇〇時間・・・」と表示されます。
その時間を「短い」と捉えるのか「長い」と捉えるのか。
それも人それぞれですね。
人気ブログランキング
カウンセリングルーム ローズマリーは、
東京の府中と東神田にある、女性のためのこころの相談室です。
ホームページはこちらから
