カウンセリングとは?

6年ほど前、私がカウンセリングルームを開設した、という話を聞いた私の友人が、
  カウンセリングって、何?
  どんなことをするの?
と聞き返してきました。

私は、え?と耳を疑いました。

たとえカウンセリングを受けたことはなくても、カウンセリングという言葉は誰でも知っているだろう、と思っていたからです。
そうか、世の中には「カウンセリングって何?」という人もいるのだと、私は初めて認識しました。

友人曰く
「へー、そういうものが世の中にはあるんだ。
 私はこれまで、のほほんと呑気に生きてきたから人に相談するような悩みも特になかったし。
 もしかしたらカウンセリングって耳にしたことがあったのかもしれないけど、私には関係ないから記憶に残らなかったのかもしれない。」

これはある意味、とっても幸せなことですね。

カウンセリングとは

シンプルに説明すると、カウンセリングとは・・・

悩みを抱えているクライエントさんとカウンセラーが一緒に、その解決に向けたプロセスを組み立てていくもの
ということでしょうか。

カウンセリングとは、クライエントさんとカウンセラー双方の対話を通じて行われるものですが、単にカウンセラーが助言をしたりアドバイスを与えるものではありません。

クライエントさんご自身が己を理解し、その時に関わりを持っている他者を理解し、そのうえで自己も他者も受け入れ、クライエントさんが前進し、自力で問題を解決し、これから先の意思決定を行えるようになるために、専門的な援助をするのがカウンセラーの役割です。

ですから、カウンセリングをすれば即座に答えが出たり、劇的に状況が変化する、というものではありません。

原則としてカウンセリングとは、クライエントさんと既に何らかの人間関係(家族・友人知人・同じ職場など)のある人との間では行いません。
そして、カウンセリングの終結と共に、クライエントとカウンセラー という関係も終結します。

そこが、家族や友人・知人との間で行われる相談と異なるところです。

カウンセリングはちょっと敷居が高い・・・

そう感じてカウンセリングを躊躇される方は、グループカウンセリングや心理学関係のワークショップなどに参加してみるのもよいかもしれません。
最初の一歩はなかなか出ないかもしれませんが、その一歩はあなたが変化していくための第一歩になること間違いなしです。

カウンセリングルーム ローズマリーは、
東京の府中と東神田にある、女性のためのこころの相談室です。

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