「〇〇のトリセツ」シリーズ
このところ私がハマって読んでいる本は、黒川伊保子さんの著した「〇〇のトリセツ」(家族のトリセツ、孫のトリセツ、60歳のトリセツ、女女問題のトリセツ、etc )シリーズです。
黒川さんご自身は、脳科学や人工知能(AI)の研究者であり、現在は脳科学の知見をマーケティングに活かすコンサルタントとして、会社を興していらっしゃいます。
これらの本を読んでいて興味深いのは、脳科学って心理学にそのまま通じているんだな、と感じられること。
たとえば、黒川さんは、人からこう言われるとどう感じ、その後どのような行動に繋がるかを、脳のしくみから述べられているのですが、その内容はそのまま心理学に置き換えらえるな、と思うのです。

さて、人とうまくコミュニケーションを取っていくための手段として「アイメッセージ」があります。
これは、アイ(I・・・わたし)のメッセージとして相手に伝えるというものです。
「あなたはどうして私との約束を忘れたの?」と言うのではなく、「あなたが約束を忘れてしまって、私は悲しい。」というように、自分の気持ちを中心として伝える。
相手を尊重するから、約束を忘れたことを責めるような言い方をするのではなく、ただ単に、そのことによって自分が悲しい気持ちになった、ということを伝えるのです。
言われた相手は、責められたというよりは、自分が忘れてしまったことを申し訳なく思うことでしょう。
私も相談者さんに「アイメッセージ」をよくお勧めするのですが、黒川さんの「置き換え」はもっとシンプルです。
「どうして約束を忘れたの?」の「どうして」を「どうしたの?」に置き換えるというのです。
「(あなたが約束を忘れるって)どうしたの?なにかあった?」
このように言われたら、アイメッセージと同様に、責められた感じはせず、むしろ自分のことを心配し、気遣ってくれているように感じますよね。
言われ方ひとつで、人は気持ちよく感じることもあれば、傷ついたりショックを受けたりもします。
ヘタなことを言うより黙っている方がまだマシだった、ということもあります(沈黙は金、と言いますね)。
この「〇〇のトリセツ」シリーズは、こんな時にはこんな言い方をすると面倒なことにならないですよ、ということがとてもわかりやすく書かれています。
そして、なぜ「面倒なこと」になってしまうかを、人間の脳の仕組み(例えば、女性脳の男性脳の違いなど)を元に説明されています。
人とのコミュニケーションに苦手意識のある方は、どのシリーズでも良いので、読んでみてくださいね。
