色と香りと心の関係

普段、私たちは何気なく、お洋服やインテリア小物を選んでいますが、いつも同じ傾向の色を選んでしまいがちです。
でもたまに、自分でも驚くような色を選ぶこともあります。

色は心理を反映する

人が色を選ぶとき、自分の潜在意識の中に潜む心理状態を反映した色を、無意識のうちに選ぶそうです。
自分では元気だと思っていても、実は疲れがたまっていたり、心の奥には不安な気持ちを秘めていたり。

暗い色を選ぶときは、疲れていたり、悩みがあったりするようです。

そういう時には意識的に、ピンクや黄色、水色など、明るいカラーを選んであげると心が明るい方向に向かっていきます。

お葬式で黒を着ることは理にかなっています。黒は悲しみの色であり、心(感情)を表出させないように抑える色です。黒を着ることで敬虔な気持ちになり、故人の死を悼む気持ちを表すことができます。
とはいえ、日本では明治の時代まで、喪服は白だったというのはあまり知られていません。これは、死は「穢れ(けがれ)」であるので、その穢れを寄せ付けないよう、白を着たためです。
その後、喪に服す時には黒い装いである西洋の文化が取り入れられるようになり、現在のように黒い喪服を着るようになったそうです。

香りも心理を反映する

香りの好き嫌いも心理状態や体調を反映します。以前は好きではなかった香りがとても心地よく感じたり、逆に、好きだった香りがあまり好きじゃない、、、と変化する事があります。

最近の私のお気に入りは 、ゼラニウム。はじめは好きではない香りだったのに不思議です。

ゼラニウムは女性ホルモンに似た成分を含むので、自律神経のバランスを整えてくれます。
女性の生理に関する様々な不調など、婦人科系の症状にアプローチしてくれます。
また、イライラや緊張、不安を和らげ、気分をUPしてくれます。

ゼラニウムはローズ(薔薇)と同じ香り成分(ゲラニオール、シトロネロール)を含んでいるので、高価なローズの代用品としても使われます。

気持ちが滅入っている時には、意識的に色はピンク、そして精油の香りはゼラニウムを選んでみてください。気分がアップすること間違いなしです。

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