認知症の叔母、その後

2022年8月のある日、アルツハイマーの叔母はグループホームに入居しました。
入居のことを何度話しても忘れてしまうので、身の回り品の用意は入居当日。
そうしないと、私が帰った後で用意した荷物をバラバラにしてしまうおそれがあるからです。

案の定、入居当日の朝、私が訪ねていくと「おはよう。」といつものように出迎えて、「今日はなにかあるの?」と聞いてきました。
ホームに入居することを改めて説明したら、戸惑いながらも半分あきらめたような表情で「そう、仕方がなわね。」と納得してくれました。
その後、叔母の友人二人が来てくれたので、支度をして駅近くのお店でランチを共にし、そのうちの一人と一緒にホームに送っていきました。

ホームの玄関には、「ようこそ 〇〇〇〇さま!」と、ウェルカムボードが用意してくださっていたので、叔母はそれを見てとても喜び、すんなりとお部屋に入ってくれました。

私たちが衣類の整理を終え、リビングルームでカラオケに興じている叔母に「じゃあね、また来るからね」と声をかけると、「あら、私はどうなるの?」と。
今日からここで暮らすのよ、だから今日からここでお泊り、と説明すると驚いたような表情を見せましたが、すぐに、「わかった、今日は帰らないのね。うん、わかったよ」と。

その後、私がホームを訪ねると「毎日楽しくやってるよー。ここにきて良かったわー。」と明るく答えてくれました。
スタッフさんたちもとてもよく見てくださるので私も安心してお任せしています。
ですが、やはり認知症は進んできています。
以前は私をちゃんと名前で呼んでくれていたのに、この頃は「あなた」となりましたし、入居時にお手伝いしてくれた叔母の友人を連れて行っても、顔を見て「えっと、誰だっけ?」となってきました。

それは仕方のないことなのですが、私にはずっとくすぶっている、ある「疑問点」がありました。
それは、叔母が認知症と診断されてからずっと飲み続けているお薬です。
認知症の進行を遅らせる、と言われて飲んでいるものですが、本当に遅らせることができているのか?甚だ疑問に感じていました。

というのも、その薬を飲み始めてから、なんとなく叔母が「ぼ~」っとしているような気がしましたし、進行を遅らせるどころか、むしろあれよあれよという間に進んだような気がしてなりませんでした。
本当に遅らせることができていれば、ホームへの入居はあと2~3年先でも大丈夫だったように思えます。

すると、施設長さんが、主治医と相談してみます、と。
その後、2種類の服用をまずは1種類に減薬することになった、と連絡をいただきました。
やはり話してみるものですね。
結局のところ、服用をやめて一気に進んだということも今のところありませんし、たとえ進んだとしてもそれが薬をやめたためと断言できるものでもない、と思うのです。

私自身、よほどのことでもない限り(服薬しなければその病気が治らないなど)薬を飲むことは殆どありませんし、わが家に常備薬は傷口に貼るテープと目薬、胃薬くらいしか置いていません。

若い頃は頭痛や生理痛に悩まされていたので鎮痛剤を飲んでいましたが、少しずつ量が増え、そのうち効き目がなくなり、副作用も出ていつもいつも体調のすっきりしない憂鬱な毎日でした。
それで、薬を飲むことよりも食事の内容を見直したり、積極的に歩いたり、お風呂で体を温めたりすることで不調が徐々になくなっていきました。
お薬を気軽に日常的に飲むことは良くないのではないか、と考えるようになったのもそんな体験からです。

さて、叔母のお薬が今後どのようになっていくかはまだわかりませんが、今後も様子を見ながらホームや主治医と相談しながら介護をしていきたいと思います。


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