カウンセリングスタイルの色々
悩みを第三者に相談するカウンセリング。
そのスタイルは色々ありますが、それぞれのメリット・デメリットを考えてみます。
なお、どのスタイルであっても、カウンセラーには守秘義務があります。
対面カウンセリング
個人(1対1)カウンセリング
一般的なのがこの対面でのカウンセリングです。
カウンセラーとクライエント(相談者)さんが直接会って対話を通してカウンセリングを行います。

このスタイルのメリットは、話をじっくりと聴いてもらえること。
また、お互いが見えますので、言葉のやりとりだけではなく、非言語コミュニケーション(声の調子、表情、振る舞い、服装など)を通して、クライエントさんの言葉の裏に隠された感情などを読み取ることができます。
デメリットは、クライエントさんがカウンセリングルームまで出かけなくてはならないこと。
場所代のために料金がある程度かかってしまうこと。
カウンセラーの対応がクライエントさんに直接影響すること。
そのため、カウンセラーの他にオブザーバーを置き、カウンセリング後にカウンセラーとオブザーバーによってその後のカウンセリングの方向を話し合う方式をとるカウンセリングルームもあります。
グループカウンセリング
ひとりのカウンセラー(ファシリテーターと呼ぶ場合もあります)に対して複数人のクライエントによってカウンセリングをおこなうスタイルです。
共通の課題について話す場合もありますし、課題は決めず悩みなら何でもOKという形式で行う場合もあります。
メリットは、他者の話を聴くことによって自分自身の振り返りができること。
複数の他者に自分の悩みを受け入れてもらっているという安心感を得られることです。また、1対1よりは料金を安くできます。
デメリットは、クライエント一人あたりのカウンセラーとのコミュニケーションが少なくなってしまうこと。
他のクライエントさんに対して不適切な発言をしてしまう参加者が存在する可能性があること。
なので、予め「ここでの話は言いっぱなし、聴きっぱなし」「人の発言を評価したり、アドバイスをしない」「ここでの話を外に持ち出さない」などのルールをきちんと決めておく必要があります。
対面によらないカウンセリング
メールカウンセリング
時間も場所も選ばずにメールのやりとりで悩みを相談できることが最大のメリットでしょう。

文章にすることによってクライエントさんは自分の考えや感情を再確認できますし、気持ちの整理にもつながります。また、後から読み直すことができ、費用も比較的安く済みます。
デメリットは、表情が見えず、書き言葉による意味の取り違いや誤解が生じやすいこと。
その場ですぐに誤解をとくことができないので慎重に言葉を選んで文章を書かなければなりません。ですから、案外時間がかかってしまうことがあります。
電話カウンセリング
電話(スカイプやテレビ電話も含みます)でカウンセリングを行いますので、遠くてカウンセリングルームに行かれない人、外出ができない人などが、場所を選ばずにカウンセリングを受けることができます。
デメリットは、電話だけですと表情が見えないということ。
声のトーンで感情をくみとれることもありますが、思い違いも起こりやすいこと。
第三者に電話番号を知られたくない、という人は利用できないこと。
人生に悩みはつきものですが、悩みが大きくなる前に対処したいですね。
そのために、もっと気軽にカウンセリングを利用していただき、少しでも心を軽くしていただければと思います。
カウンセリングルーム ローズマリーは、
東京の府中と東神田にある、女性のためのこころの相談室です。
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